ワイパーゴムの役割
雨の日の前方視界を確保するワイパー。単純な構造ですが、自動車の安全運行に欠かせない「重要保安部品」に指定されています。使用を続けるうちに、拭き漏れやビビリが発生してきます。ワイパーブレードの先に装着されているワイパーゴムは、少なくとも1年に1回は交換するのが望ましい部品です。
様々な付加性能にも注目
ワイパーゴムにもいくつかの種類があり、ノーマルの他にグラファイトと呼ばれるものがあります。これはゴムとガラス面の抵抗を小さくして、ビビリが発生しにくくなったものです。また、ワイパーを使用することでガラス面を撥水コーティングするタイプもあります。ワイパーゴムはカー用品店などでも購入できますが、モデルによって適合サイズが異なるので注意が必要です。
ワイパーゴムが劣化すると・・・
ワイパーゴムは、ガラスに押し付けられた状態で動いていますが、経年劣化でゴム自体の弾力が失われると、拭き漏れが発生します。また、フロントウィンドウに油汚れ(油膜)がある場合も劣化したワイパーゴムはこれをしっかり拭き取ることができず、前方視界を妨げる可能性があります。ワイパーは前方視界を常にしっかり確保するための重要保安部品です。気になったら速やかに交換しておきましょう。