ロッド、アーム類とは
アーム類とは通常、自動車の場合、サスペンションアームとステアリングアームがあります。車輪の位置決めのほか、車輪の動く方向を制御する機能も持つため、特にコントロールアームと呼ばれる場合や部品もあります。アーム類は、ボールジョイント(球継手)やブッシュなどを介して車体や車軸に取り付けられています。
チェックポイント
- ロッド、アーム類のボール・ジョイントのダスト・ブーツの亀裂、損傷
- ステアリングのロッド、アーム類の緩み、がた、損傷
アーム類に不具合があると・・・
サスペンションアームの先端にはダストブーツで覆われたボール・ジョイントがあります。ダストブーツが経年劣化で破れたりすると、中に充填していたグリスが漏れ、ボールジョイントの潤滑性能が落ちます。そのまま走行を続けるとサスペンションアーム類にガタや緩みが発生し、四輪の向きを決めるホイールアライメントが適正ではなくなってしまいます。このため直進やコーナリング時の操縦安定性が低下し、乗り心地も悪化します。また走行時にきしみ音などが生じることもあります。