補器用ベルトとは
エンジンルーム内にある、さまざま補器類を作動させるために、エンジンの動力を伝達するのが補器用ベルトです。補器類とは発電機やエアコン用コンプレッサー、パワーステアリング、ウォーターポンプ等を指します。補器用ベルトは主にゴム素材で出来ており、経年劣化するので定期的な交換が必要です。 かつてはラジエターの冷却用ファンを回すのにも使われていたなごりで「ファンベルト」とも呼ばれます。また最近の車では補器類の電動化(補器用ベルトを使わずモーターで駆動させる)が進んでおり、一部のハイブリッドカーでは補器用ベルトが一切ないベルトレスのモデルもあります。
チェックポイント
- 補器用ベルトの緩み、損傷、劣化
- 補器用ベルトテンショナーの状態確認
補器ベルトに異常があると・・・
補器ベルトの摩擦や劣化が進むと、滑りなどが生じてキュルキュルキュル…といった異音が生じたり、補器類の作動効率が落ちたりします。最悪の場合はベルトが切れてしまい、発電が出来なくなってバッテリーが上がる、エンジンが掛からない、エアコンが効かない、ハンドルが重くなるなどのトラブルが発生します。ベルトは消耗品なので、定期的なチェックは欠かせません。